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アムジェン財団と東京大学
高校生物学教師および生徒向け体験型科学教育支援プログラム「アムジェン・バイオテック・エクスペリエンス」を開始

アムジェン財団と東京大学は、本日、アムジェン財団の科学教育支援プログラムのうち、主に高校生物学教師および生徒を対象とした「アムジェン・バイオテック・エクスペリエンス(Amgen Biotech Experience)」を、日本において、両機関のパートナーシップのもと実施することを発表しました。

Amgen Biotech Experienceは、1991年よりアムジェン財団が世界各国の教育機関とのパートナーシップのもと実施している体験型科学教育支援プログラムで、高校生物学教師へのトレーニング、教材、研究装置の無償貸与を通じて、各高校で教師が自ら最先端のバイオテクノロジーの実験授業を生徒たちに提供できるよう支援してきました。今日まで30年の間、世界で約90万人の高校生がAmgen Biotech Experienceを通じて本格的なバイオテクノロジーの実験学習を体験し、科学への情熱を育んでいます。この度のアムジェン財団と東京大学のパートナーシップにより、日本で初めてこのプログラムの提供が可能になりました。

また、現在、世界中の多くの学校で実験を伴う授業が中断している中、アムジェンは、ハーバード大学が運営するオンライン版Amgen Biotech Experience「ラボ・エクスチェンジ(LabXchange)」を提供しており、教師と生徒たちが科学実験に引き続き取り組めるよう支援しています。LabXchangeでは、すべての学生がAmgen Biotech Experienceの教材を使用し、バーチャル実験室でシミュレーションを行うことができます。また、日々新たに確認されるバイオテクノロジーの知見によってカリキュラムを進化させ続けており、学びの機会は新たなプレシジョン(精密)医療やそれを超えた領域にも広がっています。LabXchangeは現在英語で提供されていますが、2020年内を目途に、日本語を含む12の言語で利用可能になる予定です。

アムジェン財団と東京大学は、Amgen Biotech Experienceを通じた教育者との継続的な協力関係及びLabXchangeなどのオンライン・プラットフォームの活用を通じて、多様なバックグラウンドの次世代科学者が、未来の科学研究に革新的なアイデアをもたらし、人類が直面する課題に果敢に取り組んでいくことを共に支援していきます。

米国アムジェン社コーポレート・アフェアーズ担当シニア・ヴァイス・プレジデントであり、アムジェン財団 理事会 会長のジュディ・ブラウンは次のように述べています。「次世代のイノベーターを鼓舞し、科学リテラシーを強化し、無償で質の高い科学教育を提供するというアムジェン財団の使命は、これまで以上に重要性を増しています。気候変動から将来のパンデミックとの闘いまで、まさに人類の未来は、次世代科学者の育成にかかっています。さらに、複雑な現代の生活を正しく導いていくには、健康、環境、技術の本質を理解すること、科学リテラシーを育成することが不可欠と言えます。しかしながら、すべての学生が科学に対する自らの情熱を発見する機会を公平に与えられているわけではありません。Amgen Biotech Experienceは、科学教育に対するこうした不公平の解消に向けて、収入、人種、性別または地域にかかわらず、全ての生徒が学びの機会を得られることを目指し、革新的なリモートツールとリソースを教育者に提供できるように努めてまいりました。」

日本のAmgen Biotech Experienceプログラムディレクターを務める東京大学 大学院農学生命科学研究科の高橋伸一郎教授は次のように述べています。「地球上で人類が他の生物と共存共生していくためには、生物としてのお互いを良く知る必要があります。生命科学・バイオテクノロジーは、限られた人々の専門分野という位置づけから、持続可能な地球を支えるみんなの共通言語という位置づけに変化してきています。しかし、多くの教育すべきカリキュラムを抱え、コロナ禍で思うような授業ができない教育現場では、生命科学教育を進める上で様々な困難があることは容易に想像ができます。このような状況下で、Amgen Biotech Experienceがもたらすバイオテクノロジーの体験型学習機会とLabXchangeがもたらす広く平等なオンライン学習機会は、自分で考え、判断できる、地球の未来を守る人材の育成のために大きな役割を果たすものと期待しています。」

Amgen Biotech Experienceプログラムは、現在、オーストラリア、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、シンガポール、中国、香港、米国(ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、マサチューセッツ、ロードアイランド、ワシントンDC、タンパ、ピッツバーグ、プエルトリコ)で実施されており、毎年、約1500人の高校教師と約9万人の生徒が参加しています。

アムジェン財団について
アムジェン財団は、次世代のイノベーターを育成するため卓越した科学教育を推進し、アムジェンの従業員が社会生活を営む地域社会の強化に投資することを目指します。当財団はこれまでに画期的かつ刺激的な方法で社会に影響を与える各国地域および国際的な非営利組織に3億2500万ドル以上を寄付してきました。当財団は、アムジェン・スカラーズ、アムジェン・バイオテック・エクスペリエンス、アムジェン・ティーチを含む代表的なプログラムを通じて、未来の科学者に発見する喜びを伝えます。詳しくは、www.AmgenInspires.comを参照するか、ツイッターで @AmgenFoundationをフォローしてください。

東京大学について
1877年に創設された東京大学は、日本で最も歴史の長い国立大学です。国内最大規模の総合的な研究大学として、10学部、15大学院、26附置研究所を備え、5,600人以上の教員が約14,000人の学部学生およびほぼ同数の大学院学生を指導しています。東京大学の教員は、幅広い分野で最先端の研究に従事しています。本学の強みは、災害復興や気候変動、再生可能エネルギーなど切迫した世界規模の課題への学際的アプローチにあります。東京大学では、卓越した教育・研究とともに、次世代の世界のリーダーを生みだす真のグローバルキャンパス構築に取り組んでいます。詳しくは http://www.u-tokyo.ac.jp/をご参照ください。