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10月29日は「世界乾癬デー」
「知らない」を知ろう!乾癬のこと、治療のこと。
「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」をWeb上で実施

事前テストでは「乾癬は感染しない」と回答できたのは約6割

アムジェン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:スティーブ・スギノ)は、乾癬に対する正しい知識の普及を目指して全世界で様々な啓発キャンペーンが行われる「世界乾癬デー」(2020年10月29日)に、乾癬の基礎知識についてテスト形式のQ&Aを通じて知ることができるwebコンテンツ「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」(https://www.kansen-test.jp/)を公開します。

「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」では、疾患名の読み方から生じやすい「乾癬は感染する」という誤解を払拭することを目的として、テスト名称の疾患名の部分を「KANSEN」と表現しています。このテストは、「知らないを知ろう!」をテーマにいまだ一般的によく知られていない乾癬について、全15問の問題に回答しながら知識を深めることができるコンテンツです。回答者は、回答後に表示される「解説」で乾癬の正しい知識や情報を得ることができ、さらに「結果判定機能」により、自身の正答率と全国平均を知ることができる仕組みになっています。

アムジェン株式会社 炎症・免疫性疾患事業部 部長 上田享司は、次のように述べています。「世界乾癬デーを端緒に、アムジェンとして疾患啓発に取り組み、乾癬に対する誤解が軽減されることで患者さんが暮らしやすい社会をつくる活動を推進してまいります。」

◆「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」
U R L:https://www.kansen-test.jp/
公開日:2020年10月29日(木)
監 修:日本医科大学 皮膚科学
    教授 佐伯秀久 先生

「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」事前テスト結果概要

本テストを事前に乾癬患者会の患者さん20名および一般生活者100名に受けていただいたところ、「乾癬は感染しない」という事実を一般生活者はおよそ2人に1人しか認知していない現状や、乾癬が免疫の異常から起こる病気であることなど、一般生活者における乾癬の基礎知識はまだ十分とは言えないことが明らかになりました。

[実施対象]乾癬患者会20名、40代・50代の男女一般生活者100名
[実施期間]2020年9月25日(金)~10月4日(日)
[実施方法]インターネット調査
※本リリース上の正答率(%)は小数第1位以下を四捨五入しています

「乾癬は感染しない」は一般にはおよそ5人に3人しか認知していない
「乾癬の発疹やかゆみは、触れたり、プールや温泉などでうつることがある」という設問では、患者会の正答率が100%であったのに対し、一般正答率は59%にとどまりました。「乾癬は感染しない」という事実が一般へ浸透していないことが明らかになりました。

患者正答率と一般正答率の差が大きい「乾癬患者の皮膚が生まれ変わる速度」
「乾癬患者の皮膚は〇という速度で生まれ変わる」という設問では、患者会正答率95%に対し、一般正答率はわずか32%と大きく差がつきました。通常1か月ほどで生まれ変わるといわれる皮膚ですが、乾癬患者では10倍以上も早まります。過剰につくられた皮膚は積み重なって盛り上がり、銀白色のかさぶたになり、はがれ落ちます。また、炎症性の細胞が集まってきて活性化するため、毛細血管が拡張して、皮膚が赤みをおびた状態になります。このような乾癬の病態は、未だ十分に理解されていないことが伺えます。

「主な原因は体の内側の免疫が関与している」ことも一般にはあまり知られていない
「(乾癬の)主な原因は体の内側の免疫が関与している」という設問では、患者会正答率100%、一般正答率69%でした。乾癬は皮膚の病気であると同時に、身体全体に関与する可能性があることも一般にはあまり知られていないといえます。
事前のテストにご協力いただいた一般社団法人 INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会代表理事 奥瀬正紀 氏は次のように述べています。「私たちは日々、乾癬の疾患認知度を向上させるための活動を行っております。今回の事前テストの結果を受けて、社会の乾癬への理解度がそれほど高くはない可能性が改めて示されました。しかし、乾癬が免疫性疾患の一種であり決してうつる病気ではないことだけでもご理解いただければ、誤解による患者差別の解消につながるのではと考えています。多くの方に「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」を受けていただき、乾癬がどういう病気であるかを知っていただく機会になればと思います。」

本テストのご監修をいただいた日本医科大学皮膚科学 教授 佐伯秀久 先生は次のように述べています。「乾癬は免疫バランスの異常でおこる皮疹やかゆみなどが生じる、炎症を伴う全身性の疾患です。疾患名は「カンセン」ですが、「感染症」の意味は全くなく、他人にうつることはありません。当事者の方は、様々な症状に苦しんでおり、日常生活を送るのにも多くの困難が伴っています。そうした事実を含め、この「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」を通して、乾癬という病気を誤解なく知ってもらいたい、すべての患者さんが乾癬のことを気兼ねすることなく過ごせる世の中になっていただきたいと願っております。」

「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」新聞広告
読売新聞朝刊にて全15段広告を掲載し、広く全国の方々に「《2020》全国一斉 KANSEN TEST」についてお知らせします。
・掲載日:2020年10月29日(木)
・掲載紙:読売新聞 朝刊

乾癬について
乾癬は皮膚症状を含む全身性の慢性炎症性疾患で、日本における患者数は40~50万人以上と推計されています1,2。乾癬の皮膚症状は、頭皮、ひじ、ひざやひざ下、おしり、つめなど、外部から刺激をうけやすい部位に多く見られます。乾癬の症状は皮疹などの皮膚症状の他に、関節症状(痛み・腫れ・変形)がでることもあります。一般において、乾癬という疾患への認知・理解は低く、また全身の様々な部位に皮膚症状が表れることから、患者さんの精神的負担は非常に大きいと言われています。原因は免疫のバランスの異常とされ、感染はしません。

世界乾癬デーについて
乾癬患者会組織国際連盟(IFPA)は、乾癬に関する認知・理解を促進すること等を目的に、毎年10月29日を世界乾癬デーと制定。世界各地で患者会を中心に様々なイベントが開催されています。

一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会について
日本における乾癬の疾患認知度を向上させ、ひとりで悩み苦しんでいる乾癬患者を乾癬コミュニティへつなげるための活動を行うため、全国各地の乾癬患者会メンバー有志が集まり、2017年より活動している団体です。日本でも世界乾癬デーを盛り上げていこうという思いを込めて「INSPIRE JAPAN WPD(WPD = World Psoriasis Day:世界乾癬デー)」を団体名に入れました。私たちは「乾癬で苦しむ人がいない世界を実現する」をビジョンにかかげ、乾癬を社会に広く正しく知ってもらうことにより、乾癬に関する誤解や患者への差別をなくしていくとともに、ひとりでも多くの患者を乾癬コミュニティへつなげる活動を行っています。私たちは乾癬患者の未来のために活動しています。 詳しくは、http://www.inspirejapan-wpd.net/ をご覧ください。

アムジェン株式会社について
アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。2013年10月にアステラス製薬との合弁会社であるアステラス・アムジェン・バイオファーマとして事業を開始し、2020年4月1日にアムジェン社の完全子会社となり商号を変更しました。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、現在約600人の従業員が、「To serve patients – 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。

アムジェン社について
アムジェン社は、重篤な疾患に苦しむ患者さんのために、生物学的に革新的な治療を探索・開発・製造・提供する可能性を切り開いていきます。このアプローチは、疾患の複雑性の解明と人体の生物学上の基本を理解するために、先進的なヒト遺伝学などの手法を活用することから始まります。

アムジェン社は、アンメット・メディカル・ニーズが大きい領域に焦点を絞り、生物製剤の製造に関する専門知識を活用して医療効果の向上と人々の生活に画期的な改善をもたらすソリューションを追求しています。1980年に創業したバイオテクノロジーのパイオニアであるアムジェン社は、世界最大の独立バイオテクノロジー企業に成長し、世界中の多くの患者さんに貢献しており、革新的な可能性が期待されるパイプラインを開発しています。
詳細については www.amgen.comをご覧になるか、ツイッターアカウント(www.twitter.com/amgen)をフォローしてください。

将来予想に関する記述(アムジェン社)
本ニュースリリースは、アムジェン社の現在の予想及び信念に基づいた将来予測に関する記述を含んでいます。過去の記述を除くすべての記述を将来予測に関する記述とみなし、それには、Adaptive Biotechnologies社(COVID-19を予防または治療するためにSARS-CoV-2を標的とする完全ヒト中和抗体を発見および開発するための共同に関するステートメント)、BeiGene社などの他の企業との共同研究のアウトカム、利益、相乗効果に関するステートメント、またはOtezla®(apremilast)の獲得について、予測されるOtezlaの販売成長及びnon-GAAP EPS増加の時期などに関するステートメント、さらに、収益の見通し、営業利益率、資本的支出、現金、その他の収益、予想される訴訟、仲裁、政治的、規制的または臨床的結果、または医療の実態、顧客及び処方する医療従事者の動向または実情、治療費償還に関する活動とその結果、当社の事業、アウトカム、進捗へのパンデミック、COVID-19の広範囲にわたる健康問題の影響、COVID-19の治療薬候補としてのOtezlaの研究に関連する影響及びその他の予想と結果を含みます。将来予想に関する記述は、重大なリスク及び不確定要素を含み、以下で議論される記述及び、より詳しくはアムジェン社が提出した証券取引委員会(SEC)報告書に記載の内容を含みます。SEC報告書には、アムジェン社の直近の年次報告書(Form 10-K)、以降の四半期報告書(Form 10-Q)、臨時報告書(Form 8-K)を含みます。他に記載がない限り、アムジェン社は本リリース発表日時点の情報を提供しており、新たな情報、将来の出来事その他の結果として、本文書に含まれる将来予測に関する記述を更新するいかなる義務も負いません。

将来予測に関する記述は一切保証されるものではなく、実際に生じる結果は、アムジェン社が計画しているものと大きく異なる可能性があります。新規の製品候補の創製及び特定、または既存製品の適応追加のための開発は保証されるものではなく、立案から製品への進展については不確実です。したがって、特定の製品候補または既存製品の適応追加のための開発が成功し、製品となる保証はありません。さらに、前臨床試験の結果は、製品候補のヒトにおける安全かつ有効な作用を保証するものではありません。人体の複雑さはコンピューター、細胞培養システムまたは動物モデルによって、完全または時として適切に予測・説明できるものではありません。アムジェン社が臨床試験を完了し、規制上の製造販売承認を得るまでの期間の長さは過去に変化しており、同様に将来も変化するものと考えられます。臨床試験が成功しても、当社が設定した試験の評価項目が承認する上で十分なものであるか、規制当局が疑問視することもあります。アムジェン社は製品候補を、社内で、あるいはライセンス契約、他社との提携、ジョイントベンチャーにより開発します。これらの関係に基づき生まれる製品候補は関係者間の争議の対象となることがあり、当該関係を締結する時点での予想ほど有効または安全ではない場合があります。また、アムジェン社または第三者が、製品販売後に、機器を含む製品の安全性、副作用または製造上の問題を特定する場合があります。

アムジェン社の業績は、新製品・既存製品を当社が国内外で販売する能力、現在及び将来の製品を含む臨床開発に関する進捗、最近上市した製品の売上、バイオ後続品を含む他製品との競合、当社の製品製造上の問題または遅れ、ならびに世界の経済情勢により影響を受ける場合もあります。さらに、アムジェン社製品の販売は、価格決定上の圧力、政治的調査や公開審査、個人保険プラン及びマネジドケアのプロバイダーを含む第三者の支払者に課せられた償還方針の影響を受け、規制、臨床開発及びガイドラインの作成、及び国内外のマネジドケア及び医療コスト抑制策へのトレンドにも影響を受ける可能性があります。さらにアムジェン社の研究、試験、価格設定、販売及び他の業務は、国内外の政府規制当局による幅広い規制の対象となります。アムジェン社の事業内容が、政府の調査、訴訟及び製造物責任に関わるクレームにより影響を受ける場合もあります。さらにアムジェン社の事業内容が、新たな税法の導入または追加的な納税義務の発生により影響を受ける場合もあります。米国政府との間で締結された企業誠実性協定を遵守しない場合、当社は重大な制裁を受ける可能性があります。またアムジェン社が、アムジェン社と米国政府間で交わした企業の法令順守に関する協定におけるコンプライアンス準拠に抵触した場合は重大な制裁措置の対象となり得ます。さらにアムジェン社は、通常、製品と技術の特許を取得していますが、特許取得及び特許申請により生じる製品の保護は、競合他社により侵害、無効化または回避される場合があり、現在及び将来の知的財産訴訟でアムジェン社が敗訴する場合もあります。アムジェン社は商業的な製造活動の大部分をプエルトリコを含む少数の基幹施設で実施しており、製造活動の一部を第三者に頼ってもいます。供給が制限された場合、特定の既存製品の販売及び製品候補の開発が制約される場合があります。COVID-19 をはじめとする疾病または類似の公衆衛生上の脅威の発生、ならびに当該疾病の蔓延を防止するための国民および政府の取り組みは、当社の製造活動における原材料の供給、製品の流通、製品候補の商品化、および臨床試験の実施に重大な悪影響を及ぼす可能性があり、またそのような事象が発生した場合には、当社の製品開発、製品販売、事業および業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。アムジェン社の製品候補の一部の開発及びアムジェン社の商品の一部の商品化及び販売では、第三者との共同作業に頼っています。またアムジェン社は、多くの市販製品及び新製品の発明・発見について他社と競合します。アムジェン社の製品の一部の原材料、医療機器及び部品は、特定の第三者サプライヤーから供給されています。当社の販売業者、顧客および支払者は、当社との取引に伴い、購入に対する大きな影響力を持つことになります。同クラス製品全てに関連する、自社製品の類似製品についての重大な問題の発見は、当製品の売上、業績及び事業収益に実質的な悪影響を及ぼす場合があります。他の企業との共同作業または製品の買収、及び買収した企業の事業統合または製品、技術のサポートに向けたアムジェン社の努力は、成功しない可能性があります。故障、サイバー攻撃、または情報セキュリティ侵害によって、アムジェン社のシステムやデータの機密性、完全性、有効性が損なわれるおそれがあります。アムジェン社の株価は変動し、様々な出来事に影響を受ける場合があります。アムジェン社の事業成績により、アムジェン社の取締役会が配当金を発表する能力、アムジェン社が配当金を支払う能力、またはアムジェン社が通常株を買い戻す能力が影響を受けるか、あるいはこれらが制限されるおそれがあります。アムジェン社は、当社に有利な条件で資本市場及び金融市場にアクセスできないか、またはこれらの市場を全く利用できない可能性があります。

このニュースリリースで論じられている製品候補は日本の規制当局では承認されておらず、製品候補の安全性または有効性について結論を導くことはできませんし、導くべきでもありません。またアムジェン社製品の新規の効能・効果に関連する科学的情報は、暫定的かつ研究中のものであり、この製品について米国食品医薬品局が承認した表示内容の一部をなすものではありません。この製品は今回のニュースリリースで論じられている「研究」用としては承認されておらず、これらの使用に関するこの製品の安全性または有効性について結論を導くことはできませんし、導くべきでもありません。

注意事項(アムジェン株式会社)
このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的とするものではありません。

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この件に関するお問い合わせ先
アムジェン株式会社(東京)
コーポレート・アフェアーズ
TEL 03-5293-9516

REFERENCE

  1. Kubota, K., et al.: BMJ Open, 5 (1) e006450, 2015
  2. 照井正他: 臨床医薬, 30(3)279-285, 2014