外部サイト へ移動します。

この先のサイトでは当サイトのプライバシーポリシー、ご利用規則は適用されません。リンク先のプライバシーポリシー等をご確認ください。

アムジェンとキャンサースキャン、大阪市と締結した
「官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業協定」
に基づく事業の報告書を公開

大阪市では高齢者の要介護認定要因の第1位が骨折・転倒

大阪市民へ骨粗しょう症受診勧奨を実施し、
受診率14.3%(二次骨折予防)、19.0%(一次骨折予防)を達成

アムジェン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニール・マグレガー、以下「アムジェン」)、株式会社キャンサースキャン(本社:東京都品川区、代表取締役:福吉 潤、以下「キャンサースキャン」)は、大阪市(市長:横山英幸)と2022年9月に締結した「官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業協定(疾患啓発コモンズ)」に基づき実施した受診勧奨事業(以下、本事業)の報告書について、大阪市のホームページで公開されたことをお知らせします。

本事業では、大阪市在住の国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者(男性60-84歳、女性50-84歳)のうち、二次骨折のリスクが特に高いと考えられる方※1、および一次骨折予防が必要と考えられる方※2に向けて、「骨粗しょう症」に関する検査や受診を促す勧奨通知の送付および効果検証を実施しました。この結果、骨粗しょう症診療の受診率14.3%(二次骨折予防)、19.0%(一次骨折予防)を達成しました。

1:過去に脆弱性骨折の既往があるが、骨粗しょう症の治療歴がない、または骨粗しょう症の治療を中断している方

2:過去に脆弱性骨折の既往はなく、骨粗しょう症の診断を受け、その後治療を中断している方

■背景
大阪市では、骨折・転倒が高齢者の要介護認定要因の第1位です1。高齢者の骨折の多くは、骨の強度が低下し、わずかな外力により引き起こされる脆弱性骨折で、その要因は骨粗しょう症です。一度、脆弱性骨折を経験した患者は、次の骨折を連鎖的に引き起こすリスクが高いことから、骨粗しょう症の早期治療が求められます。

大阪市の国民健康保険および後期高齢者医療制度加入者のデータを分析すると、脆弱性骨折を経験した患者のうち45%が適切に骨粗しょう症の薬物療法を受けていないと推定されています2。また、脆弱性骨折の経験がないものの、骨粗しょう症の診断を受け治療を開始した患者のうち16%が薬物治療を中断しています2
このような状況を踏まえ、骨粗しょう症に起因する骨折の可能性を伝え、市民に適切な検査や治療を促すことを目的に、本事業を実施しました。

■事業実施概要

事業対象者 大阪市在住の国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者(男性:60-84歳、女性:50-84歳)のうち、
  1. 二次骨折のリスクが特に高いと考えられる方(過去に脆弱性骨折の既往があるが、骨粗しょう症の治療歴がない、または骨粗しょう症の治療を中断している方)
  2. 一次骨折予防が必要と考えられる方(過去に脆弱性骨折の既往はなく、骨粗しょう症の診断を受け、その後治療を中断している方)
勧奨方法 骨粗しょう症や骨密度検査について記載したリーフレット、医療機関リスト等を送付
二次骨折予防の対象者の一部に保健指導を実施
勧奨資材発送日 二次骨折予防:
  1回目:2023年2月24日、2回目:3月10日または5月12日
一次骨折予防
  1回目:2023年3月6日、2回目:5月16日
効果検証期間 2023年3月から2023年8月まで

■主な結果

  1. 通知送付6カ月後、二次骨折予防対象者のうち14.3%(406人/2,830人)、一次骨折予防対象者のうち19.0%(1,155人/6,070人)が、骨粗しょう症に関連して医療機関を受診しました。

    ※大阪府大阪市「令和4年度 官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業 報告書」より改変
  2. 再勧奨通知により、受診行動を一層促すことができました。

    ※大阪府大阪市「令和4年度 官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業 報告書」より抜粋
  3. 性別では女性、未受診者/治療中断者の別では治療中断者でより高い受診率でした。

    ※大阪府大阪市「令和4年度 官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業 報告書」より抜粋

本事業を通じて、過去の脆弱性骨折の既往にかかわらず、骨粗しょう症の治療が必要と考えられる方に個別の受診勧奨通知を送付することで、医療機関受診を促せることが分かりました。

本報告書の詳細は、大阪市ホームページをご参照ください。
ウェブサイト:https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000570308.html

脆弱性骨折について
世界的に、50歳以上の女性3人に1人、男性5人に1人が骨粗しょう症による脆弱性骨折を起こすとされており、高齢化に伴いこの数はさらに増加する見込みです。また、骨粗しょう症による椎体骨折や大腿骨近位部骨折は、日々の活動に著しく影響し、患者さんのQOLを低下させ、救急病棟を含む通院を増やし、医療費の増加につながります3。大腿骨近位部骨折患者さんのその後の生存率は、一般人口より低い推移を示します4。こうした状況にもかかわらず、日本の骨粗しょう症患者さんのうち治療を受けている割合は、わずか20%程度(推定)に過ぎません5,6。また、脆弱性骨折は介護や寝たきりの要因でもあります。官公庁統計を基にした試算では、骨折・転倒を要因とする介護サービス負担は2018年には1.9-2.8兆円、その中でも家族による介護負担は0.8-1.7兆円と、最も大きな要素となっていることが報告されています7

株式会社キャンサースキャンについて
キャンサースキャンは、「人と社会を健康に」というミッションの達成に向け、データサイエンスとマーケティング、行動経済学、公衆衛生の専門知識を掛け合わせ、特定健診の受診勧奨や生活習慣病の重症化予防を目的とした受領勧奨、がん検診の受診勧奨、予防医療にかんする新たな事業開発等、日本の予防医療の推進を支援する各種事業を展開しています。
累計700以上の市町村での各種保健事業の実施支援を通じて、コミュニケーションを変え、社会の仕組みを変えながら、健康になるための行動変容にフリクションがない世界を目指しています。
ウェブサイト:https://cancerscan.jp/

アムジェン株式会社について
アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患、希少疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、「To serve patients – 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。詳細については https://www.amgen.co.jp をご覧になるか、https://www.facebook.com/amgenjapan をフォローしてください。

注意事項(アムジェン株式会社)
このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的とするものではありません。

###

この件に関するお問い合わせ先

アムジェン株式会社(東京)
コーポレート・アフェアーズ
TEL:03-4520-2447

株式会社キャンサースキャン
コモンズ事業部
TEL:03-6420-3390
E-mail:info@cancerscan.jp

References

  1. 令和4年度 大阪市高齢者実態調査報告書(介護保険サービス利用者調査編)
  2. 大阪市健康局健康づくり課:令和4年度 官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業 報告書
  3. Fujiwara, S, et al. J Bone Miner Metab. 2019; 37(2): 307-318.
  4. 折茂肇. 日本臨牀. 2004; 62(増刊2): 1-6.
  5. International Osteoporosis Foundation. Patient Brochure. http://share.iofbonehealth.org/WOD/2012/patient_brochure/WOD12-patient_brochure.pdf. 2024年2月にアクセス.
  6. Tsuboi M, et al. J Bone Joint Surg Br 89(4):461, 2007
  7. ミリマン・インク 日本における骨折による介護負担とその推移‐官庁統計を用いた分析. https://jp.milliman.com/-/media/milliman/importedfiles/uploadedfiles/insight/2019/client-report-fracture-care-cost.ashx. 2024年2月にアクセス.